zkabtのブログ

NSR250R('89)とNSR50('95)に乗っています。

NSR250R 銀テラ キャブセッティング

昨年末にノーマルチャンバーからドッグファイトレーシングのステンレスチャンバーに交換しました。

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かっこいいし、音も2ストらしいパリパリとした音で気分がアガります。

 

しかし、交換してから4800rpm〜5500rpmあたりでスロットルちょい開けの状態で走るとガクガクするようになりました。

ちょい開けの状態でのみ起こる現象で、そこからスロットルを開けていくとスムーズに吹け上がります。

 

そこ以外の回転域で走ればよくね?とも思いましたが、街乗りだと結構頻繁に使う回転域なのでここは何とかしたいところ。

 

ドッグファイトレーシングのQ&Aを読むと、「街乗りであればキャブセッティングは必要ありません。サーキット走行時はメインジェットを10〜20番上げからはじめて下さい」と書いてあります。

僕のNSRは街乗りメインなのでキャブセッティング要らんわ〜と思ってましたが、ガクガクするのは良くないのでキャブのセッティングをすることにしました。

 

同じような症状の人いないかな〜と思いネットで検索してみると、こんな記事に出会いました。

http://yumeorir1z.seesaa.net/article/354073681.html

他にもこんな記事が

https://rilassaru.blog.jp/archives/1881893.html

 

どうやら2ストだと結構あるあるな現象らしく、燃調を濃くすることで対処できる模様。

 

ハンチングとか、船漕ぎ現象とか言うらしいですね。

 

僕のNSR250Rはキースターの燃調キットでフルOHしてあるのでジェットの詰まりや摩耗などはないはず。

 

燃調キットには色んな種類のニードルやジェットが入っているのでキャブセッティングも十分できます。

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まずはメインジェットを標準値の#128から#132に変更。

しかし大して変化はありませんでした。

メインジェットは主に全開時の燃調を変えるので、今回のようなちょい開けのときはメインジェット変更では効果がないようです。

そこでジェットニードルを変更することにしました。

キースターの燃調キットでは写真のように燃料の濃さが記されています。

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そこでジェットニードルをD680-SからD680-RRにして燃調を濃くしました。

するとガクガクが劇的に改善されました。

しかしスロットルを開けていくと少しカブり気味です。

ジェットニードルはスロットル開度が1/8〜1/2ぐらいのところのセッティングが変わるので、スロットル開度1/2あたりが濃すぎるようです。

 

だからといって元に戻すとまたガクガクしてしまうので、スロージェットを#38から#43に変更することでスロットル開度1/8あたりの燃調を濃いめにし、ジェットニードルをD680-RRからD680-Rに変更して帳尻合わせをしました。

ついでに変化がなかったメインジェットを標準値の#128に戻しました。

 

その結果、見事ガクガクは改善して、カブる様子もなく完璧なセッティングが出せました。

 

チャンバーを変えるとメインジェットを変更することはよくありますが、ニードルやスローを変えるとはあまり思っていなかったので意外でした。

 

何はともあれ、結果的に症状が改善されたので良かったです。

 

この記事が誰かの役に立てば幸いです。

 

以下、仕様とセッティングを載せておきます。

 

NSR250R 89年式 リミ解なし

ドッグファイトチャンバー

メイン #128

スロー #43

エアスクリュー 2回転と1/8 戻し

ジェットニードル D680-R 

 

2022 3/12追記

長距離のツーリングに行ってみたら、スロットル開度1/2ぐらいのところが濃く感じられた(ちょっとカブる)のでジェットニードルを純正同等のD680-Sに変更しました。

結果、どのスロットル開度でも問題なく吹け上がるようになったのでこのセッティングでいくことにします。