zkabtのブログ

NSR250R('89)とNSR50('95)に乗っています。

2サイクルエンジンはエコだ

 

2サイクルエンジンは、エコである。

 

まずなんと言っても部品点数が少ない。部品点数が少ないということは、それだけ使う材料も少ないので環境にも優しいに違いない。しかも同じ量の材料でより多くの部品が作れるのだから、値段も安くなり、多くのユーザーに買ってもらえるだろう。少ない材料で多くの人々を笑顔にできて、さらに環境にまで配慮できるなんて、2ストはなんて夢のような内燃機関なんだろう。私は嬉しくて涙と白煙が止まらない。SDGsの達成には2ストが不可欠である。

それに対して4ストはどうだろうか。4ストは2ストには必要のないカムやバルブ等がついており、部品点数が多くなることは避けられない。故に製造コストも上がり、誰も幸せにならない。4ストは誰も幸せにできないのである。

SOHCだのDOHCだのしょーもないことで争っているが、そんなにカムが欲しけりゃSEVみたいにエンジンに両面テープで10個でも20個でもつけとけばいいじゃないか。バルブも同じである。4バルブも5バルブも関係ない。欲しいだけ養生テープで貼っつけとけばいいじゃないか。カムがないと生きられない、ノーカム・ノーライフなカム中毒の4ストエンジンが欠陥品なのは明らかである。

 

次に、2ストは効率がいい。

2ストは排気と同時に掃気をすることで、ピストンが上死点に行く度にガソリンを燃焼することが可能である。故に同排気量4ストの倍近いパワーを出すことが可能だ。

また、2ストは構造上ピストンがバルブの役目を果たしているのでその点においても効率がいいと言える。いわばマルチタスクである。4ストであれば吸気バルブ、排気バルブ、ピストンの3つに割り振られる仕事をピストンだけでこなしているのだ。これは部品点数が少ないという観点に結びつき、結果的にエコと繋がっている。

さらに2ストは部品点数が少ないのでエンジンが軽い。軽くでパワーがある、それが2ストの大きな魅力である。

たとえば読者が50ccの原付を買うとして、原付に一番こだわるところはどこだろうか。そう、「速さ」である。「速さ」を求めるためには「パワー」と「軽さ」は重要な要素であり、それらを同時に満たす理想のエンジンこそ2ストなのだ。力こそパワー、軽さこそ正義である。読者の中には、きっしょい異常独身男性に勧められてNSR50に乗った経験のある人もいるだろう。あれ楽しいよねぇ〜〜〜笑笑笑

 

さらに、2ストは構造がシンプルである。

4ストでもカブのような空冷単気筒であれば構造も比較的シンプルである。しかしシンプルさで言えば空冷2ストエンジンの足元にも及ばない。水冷でも水さえ抜けばあとは空冷と同じである。おもむろに一番上にあるボルトを4本外してしまえばヘッドが外れ、かわいいピストンがお出迎えしてくれる。それに比べ4ストはカムだのバルブだの意味の分からないものがいっぱいついており、非常に邪魔くさい。組む時だってカムスプロケットをつけるのが大変だ。あのボルトを落として流した涙は星の数にも匹敵する。

 

ここまで2サイクルエンジンについて多く語ってきたが、まだ2サイクルエンジンがエコであることに疑問を持つ読者もいるだろう。だが安心して欲しい。2サイクルエンジンがエコである最大の理由、それは燃費がいいことである。

 

「燃費」これはエンジンを搭載する全ての製品において最も重要な要素の1つともいえる。環境問題にも直結しており、しまいには電気自動車が出てくる始末である。

しかし2ストがあれば4ストエンジンの乗り物を買う必要もないし、クソ高い金を払ってテ○ラの電気自動車を買う必要もない。

私のNSR50は安定してリッター35kmほど走る。エコカー減税対象の車よりよっぽど燃費がいい。

NSR250Rも安定してリッター13kmほど走る。以前キャブレターの調子が悪い時はリッター7kmまで落ち込んだが、大した問題ではないし、燃費がいいという事実に変わりはない。

なお、ホンダにはカタログ値リッター180kmを叩き出しているスーパーカブというバイクが存在するが、あのバイクには本○宗一郎の霊が取り憑いており、スーパーカブにガソリンを3リッター給油したつもりでも実際には霊が30リッターほど吸っているのでとんでもない金額になっていることを知らないカブ主が大半である。

 

これまでの説明で2サイクルエンジンがエコであることは完全に証明された。これからの時代、2サイクルエンジンが主流となっていくことは言うまでもないだろう。

なお、これらの説明に対する反論は全て白煙で掻き消されるため受け付けないものとする。

 

以上。