スーパーカブ FI車とキャブ車について
今回はスーパーカブについての小ネタ記事です。NSRとかインテグラは出てきません。ガレージで寝てます。
さて本題ですが、皆さんご存知の通り(?)スーパーカブには大きく分けてキャブ車とFI車があります。(こんな大雑把な分け方だとカブマニアに〇されるかも)
そして、キャブ→FIの変更に伴ってエンジン自体もかなり仕様が変更されています。
では具体的に何が違うのか?
まずはシリンダー
黒いやつがキャブ、銀色のやつがFIのシリンダーです。明らかに違いますね。
キャブ車は鉄シリンダーですが、FIはアルミシリンダーになっており、めっちゃ軽くなってます。アルミシリンダー持ってから鉄シリンダー持つと意味不明なぐらい重いです。
ただアルミになったせいか、うちにあるシリンダーはカムチェーンガイドローラーの軸になってるボルトを締めるネジ穴がバカになってます。誰だ馬鹿力で締めた奴は。
次にシリンダースタッドボルト
これはFIエンジンのスタッドボルトです。
写真撮り忘れましたが、キャブ車のスタッドボルトは黒くありません。こんな感じ↓
あと、キャブ車はネジ径がM6ですがFI車はM7になってます。キャブ車とFI車の両方をバラしているとナットが混在してややこしいです。
そしてクランクシャフト
これはFI車のクランクです↓
続いてキャブ車のクランク↓
一見同じに見えますが.....。
2つ並べてみると↓
左がキャブのクランク、右がFIのクランクです。
コンロッドの長さが違うのが見て分かると思います。
実は私、一度間違えてFIのエンジンにキャブのクランクをつけて組んだことがあります。
サイドベアリング径とかの寸法は両方とも同じで、クラッチやフライホイールもそのまま着いちゃうんですよね....タチが悪い。
ピストンつけてシリンダー組んで上死点に持ってきた時に、ピストンがセカンドリング溝あたりまでシリンダーから飛び出してきた時は何が起こってるのかマジで理解できませんでした。
他にも色々と違いはありますが、今回は自分が印象に残ってるところだけピックアップして紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。